脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が過剰にたまった状態を指します。 過食・運動不足・ストレス・睡眠不足・昼夜逆転などが主な原因で、特にアルコールを摂らない人でも発症する非アルコール性脂肪肝(NAFLD)が増加しています。
健診で「肝機能異常」と指摘される方の多くは、脂肪肝が関与しています。
脂肪肝を放置すると、肝炎や肝硬変、さらには肝がんへ進行する可能性があります。 また、脂肪肝は動脈硬化・高血圧・糖尿病とも関連し、生活習慣病の“ハブ”ともいえる存在です。
NAFLDのうち約2割が、炎症や線維化を伴うNASH(非アルコール性脂肪肝炎)へ進行するとされ、注意が必要です。
短期間での急激な減量は逆効果となるため、半年〜1年かけての緩やかな改善が理想的です。
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